新車から3年5年10年 何年で乗り換える?

まだ誰のものにもなっていない新車。
新車を購入したなら当然最初のオーナーとなるわけですが、
この真新しい車をその状態のままいつまでも乗り続けたい、だれもがそう考えるはずです。

専用のガレージに保管したり、ガレージがなければカバーをかけ、
定期的に洗車してワックスがけ。いや最近ではコーティングですね。
こういった作業を惜しまず行っていれば、外観上は真新しい新車の状態のまま
手元に置くことができます。

所有者にとっては、その価値はなにも変わりませんが中古車市場。え?中古車?
そうです、いくら新車で購入してもひとたび登録を行えばその瞬間に中古車となるわけです。
車の世間的な価値という意味では、中古車市場においていくらで売却できるのか?
これはもっとも一般的な物差しです。


その価値は購入者がいくらキレイに手入れをしていても、
日に日に下がってゆくのが現実です。

そして最初の関門として車検の時期がやってきます。
車体そのものの修理や補修にかかる費用がなかったとしても、
自賠責保険や重量税、その他諸費用が必要になります。

最初の車検3年で新車に乗り換え

乗用車であれば新車登録から3年、貨物なら2年で車検が切れます。
車検でかかる費用は、購入時の金額に比べればたいしたものではありませんが、
常に最新の車に乗り続けたいという方では、
これを機に乗り換えを考えるという場合も出てきます。

購入時期にもよりますが、購入から3年が経過したということは、
それなりに市場価値下がってきていますし、
なにより絶対的に市場価値が下がるフルモデルチェンジが近づいている場合があるからです。

4年~6年でフルモデルチェンジ

ちょっと脱線しますが、そもそもフルモデルチェンジとは、ウィキペディアによれば
「消費者が乗っている車を、人為的に流行遅れにし、新しい車への購買意欲をかき立てる」
ことが目的なんだそうです。

参考リンク(ウィキぺディア):モデルチェンジ(自動車)

うーん、新しい車にはさまざまな最新の装備があったり、高性能になっていたりするので、
街で見かけるとついつい「おっ!!かっこいいな。」とか
「乗ってみたい!」とか思ってしまいますね。
それは普通のことだとは思いますが、
そんなに古くからメーカーの販売戦略として考案されていたのは驚きです。

言い換えれば、メーカーはそれだけ魅力的なモデルチェンジをしなければならない
ともいえますかね。

本題に戻ります。車種によって違いはあるものの、
日本車におけるフルモデルチェンジのスパンはおよそ4年~6年、
マイナーチェンジが2年~4年
が一般的。

新車ユーザーからすれば「買いたくなった人は買えばいいじゃん。」なんですが、
新しいモデルが出るとそちらのほうが需要が高くなるので、
必然的に旧モデルの需要は下がります、つまり市場価値が下がる、
買取価格が下がるということになります。
最初の車検を、乗り換え時期の基準とするのには、
こういった得てしてマトモな理由があるわけです。

車乗り換えのタイミング

さて、最初の車検時にもフルモデルチェンジ時にも乗り換えなかったなら、
次に乗り換えのきっかけとなり得るタイミングは?2回目以降の車検は2年になるので、
これがきっかけとなる場合も多いでしょう。

2回目の車検で5年目、3回目の車検で7年目、4回目の車検で9年目、
おっといよいよ10年という大台が迫ってきます。

もちろん日に日に市場価値は下がり続けてはいきますが、
気に入っている車だったり、日々忙しかったりすると、
「まだまだ調子いいし、乗れるからいいか。」とか
よく言われる「乗りつぶすまで乗り続けようか?」なんてセリフがでてきたりもします。

乗りつぶすってどういうこと?

乗りつぶすって具体的にどういう状態のことをいうのか、
今一歩はっきりしませんが、車の寿命まで乗り続けるというような意味かと思います。
車の寿命としてよく聞かれるのが、10万キロというラインです。

昔の車ならまだしも、現在の車では10万キロで寿命を迎えるというのは甚だ疑問です。
走行距離が増えることで劣化してゆく部位を考えると、まずはエンジン。

主要部分であるピストンとシリンダーはそれなりでも、
ベルト類や補器類の交換が必要だったり、
特に過走行車で交換が必要となるのがタイミングベルト。
近年では最初から過走行でもメンテナンスフリーとするために、
タイミングチェーン仕様の車も多くあります。

そして乗り心地や車の挙動に対して重要な位置を占めるサスペンション周り。
ショックやスプリングはもちろん、サスペンションアームそのものを支えるゴムブッシュ類、
そのほとんどが樹脂製なので熱や磨耗によって劣化しやすい部分です。
走れなくなるといった症状がでるわけではないものの、
新しい車と古い車の乗った印象の違いに大きく影響を与える部分です。
すべをを交換するとなるとメーカー純正品を使った場合には、
かなりの金額になってしまうでしょう。

はい、長くなってしまいますので、エンジン、サスペンション以外はここでは触れませんが、これらの部位が10万キロでダメになるのかといえば、答えはノーだといえます。
つまり実際には10万キロを乗りつぶしの基準と考えるのは、現在の車にはあてはまらないといっていいでしょう。

市場価値としての10万キロのライン

では、市場価値からみた10万キロのラインはどうなのかというと、
これは確実に大きく価値が下落するポイントとなります。

上記のように実際には車そのものはまだまだ乗れる状態であっても、
多くのユーザーが「10万キロを超えたらダメ」と思ってしまっているため、
高い金額を出してまで購入するケースが少なくなるのです。

乗り換えのタイミングとして10万キロをひとつの基準とするのは、
こういった意味では的を得ています。
ただし需要の高い車種、人気の高い車種はこの10万キロで
価値が暴落という常識があてはまならない車種も存在します。
特に海外で人気の高い車種などで多くみられ、
これは中古車市場が海外への販路をしっかりと整備してきた結果であるともいえるでしょう。

車に対して何を求めるか?乗り換えの基準は人それぞれ

ここまで新車登録から10年目まで、
走行距離で10万キロまでのに乗り換えを考える理由について書いてきました。

車を乗り換える理由には、大きくわけて車本来の機能面での劣化や、
市場価値を考慮した場合がありますが、このあたりの基準は人それぞれです。

ヨーロッパなどでは、お国柄、国民性の違いなのか?
10万キロが寿命というような概念はなく、
20万キロや30万キロでも現役で活躍している車も多いとのこと。
工業製品としての車が持っている能力は、少なくとも
10年や10万キロといった枠には収まりきらないであろうことが伺えます。

とはいえ、新車から3年3万キロで乗り換えるのも、ひとつの楽しみ方ですし、
30年30万キロ乗り続けるのも、これもひとつの楽しみ方。
取り回しの良い軽自動車に乗りたい場合、高速での長距離移動でも疲れにくい
大排気量のセダンに乗りたい場合の違いと同じようなもの。
と言っても良いのではないかと思います。

それだけさまざまな楽しみ方ができる、私たちの生活になくてはならない
車という乗り物。乗り換えるか?乗り換えないか?
を考えるヒントになれば良いなと思うわけです。

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